2019年6月5日水曜日

第31回哲学ジャム@函館の報告

第31回は5月14日(火)午後6時半より,「カポBAR@まるたまスクエア」で開催されました。今回は「哲学ジャム+(プラス)」としてニーチェの『ツァラトゥストラはこう語った』から冒頭の「ツァラトゥストラの序説」のうち第1-5節,第10節を読んで意見を交換した。「序説」にはツァラトゥストラの教説の基本概念が散りばめられており(例えば,「没落」「舞踏」「幼子」「神は死んだ」「超人」「末人」「畜群」「正午」等々),ここだけでそれらの概念を理解することは難しい。しかしニーチェの詩的な文体や凝縮された比喩表現などを解きほぐしながら読むことに努めた。ニーチェの批判の矛先が最終的には自分に向かってくることに参加者が気付いてくれるを期待したが,どうだったか。

「没落」は「ツァラトゥストラの没落」と「人間の没落」とでは意味が違うのではないか。「末人」の「まばたき」とは自信の無さなのか,自慢げな様子なのか。など理解がわかれるところもあったが,それもニーチェの表現の独自性,比喩の明晰性と論理的な飛躍の織り成すアマルガムとも言える。

次回は6月18日(火)午後6時半からの予定。

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