今回の話の始まりは流行りの「忖度」。一応『広辞苑』の意味を引いておく。「他人の心中をおしはかること。推察。」今話題の状況に当て嵌めれば,「官僚が政治家の心中をおしはかる」こととなるが,ことは「おしはかる」だけでは終わらず,必ず相手の意に沿う行動へとつながる。「忖度」だけで済まないのが問題だ。
この話題を提案したAさん・Chさんには,ある組織の中でのメンバー内の「忖度」の在り方が風通しのいい意思疎通を阻害しているという不満があるようだった。しばらくその実情の話を聞かせてもらった。今の安倍一強の政治状況と似たような「ベテラン一強」の状況があり,民主的な合議制が機能していないという印象を受けた。民主制の基礎としての地方自治,さらにその基盤としての諸組織の民主的な合議制が機能しなければ,国の民主制が機能しないのは当たり前だ。民主的な合議制の前提は何か。
1.言論の自由
2.議決事項は基本的に覆せないこと
3.議事および議決事項の記録と公開
これらの前提のさらに基本前提として,これらの前提をルールとして公開し,関係者の全員がそれをルールとして認めるという合意がなければならないだろう。こういうルールが今の日本社会の隅々まで行き渡っているかどうかは疑問だ。むしろ悲観的と言わなければならない。しかし悲観的ということと,絶望することとは別だ。「決して絶望しない悲観主義」というのが真の現実主義ではないか。
今回の報告もまとめにくい話題だったが,ジャムで触発されたことをもとにちょっと考えたことをまとめてみた。
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